その他の慰謝料


慰謝料は交通事故不倫だけではなくて、その他のケースでも請求することができます。具体的な事例を紹介しましょう。

パワハラたとえば最近社会問題にもなっているパワハラで慰謝料を請求できたケースがあります。上司からパワハラを受けたり、あるいは会社からパワハラを受けたというケースがあるでしょう。これらの慰謝料は数十万円から200万円程度のものが多いです。パワハラを受けた年数や頻度、違法性、実害などを考慮して慰謝料が決定します。パワハラの場合は証拠をしっかりと残しておくことが大切です。証拠がなければ被害を訴えることができないのです。

誹謗中傷に対して慰謝料を請求することもできます。たとえば名誉毀損です。ネット上に事実無根の書き込みをされたならば、それを書き込んだ人に対して慰謝料を請求できるのです。ただし、名誉毀損は公共性や公益性、真実性の3つを立証しなければいけません。他にも侮辱やプライバシーの侵害などで慰謝料を請求できるケースもあります。

DVやモラハラなどに対して慰謝料を請求するケースも増えています。この場合も証拠が重要となります。医師による診断書も有効でしょう。慰謝料の支払いと同時に離婚を認めてもらうこともできます。たくさんの事例があります。

交通事故の慰謝料


交通事故の被害を受けたならば、慰謝料を請求することができます。交通事故にあってしまい、怪我をしたり、入院することになってしまったならば、大きな精神的苦痛を受けることになるでしょう。それに対して慰謝料を支払ってもらえるのです。

入通院慰謝料ここで注意点として、交通事故の際の損害賠償額というのは、いろいろなものが含まれています。治療費用や入院雑費、入通院慰謝料。後遺障害慰謝料といったものです。したがって、交通事故においては慰謝料はあくまでも損害賠償の中の一部となっています。慰謝料と損害賠償は別物なのです。

交通事故によって被害を受けた方が原則的に慰謝料を受け取ることができます。ただし、被害者が死亡してしまったケースもあるでしょう。この場合は相続人が受け取ることになります。

交通事故の慰謝料には主に3つの種類があります。まずは入通院慰謝料です。こちらは事故が原因となって通院をしたり、入通院をした場合の慰謝料です。後遺障害慰謝料というものもあり、こちらは後遺症が発生した場合の慰謝料のことです。さらに、死亡した場合に遺族が受け取ることのできる慰謝料として死亡慰謝料があります。

慰謝料の基準は自賠責保険基準や任意保険基準、弁護士基準というものがあります。この順番で金額の基準は高くなっています。最後にその他の慰謝料について説明します。

不倫の慰謝料


不倫をされた場合には状況によっては慰謝料を請求することができます。不倫の際の慰謝料の相場は100万円から500万円となっています。ただし、この数字は離婚の有無によって変動します。基本的には不倫をされた人がどのくらいの精神的苦痛を受けたかによって増額します。慰謝料を請求する人の資産やされる側の資産、悪質な行為であったのか、不倫相手が複数人いたのか、子供は多いのかといった点がチェックされて、慰謝料が高額になることもあります。

弁護士
画像出典 〈弁護士に依頼:アディーレ

ただし、慰謝料というのは基本的には当事者が合意すればそれが認められます。そのため、特殊なケースにおいては慰謝料がかなり高額になることもあるのです。もちろん、不倫をされても離婚もせず別居もしない場合には少額になることもあります。

基本的に不倫行為というのは故意や過失による行為であると認められなければ慰謝料を請求できません。たとえば不倫相手が相手が既婚者であると知らなかったケースでは慰謝料を請求できないでしょう。配偶者が自分は未婚だと嘘をついているケースがあるからです。

また、すでに夫婦関係が破綻しているような場合には、慰謝料の請求が認められないこともあります。そもそも守るべき権利が存在しないと考えられるからです。続いては、交通事故の慰謝料について説明します。

慰謝料とは


もし交通事故の被害にあってしまったり、自分の配偶者に不倫をされてしまった場合には、慰謝料を請求することができます。慰謝料という言葉はいろいろなところで耳にするようになりました。多くの方がなんとなく慰謝料のことを知っており、悪いことをした人から慰謝料を請求することができると理解しているでしょう。

慰謝料慰謝料というのは相手が違法行為をしてそれによって損害を受けた場合に、それによって生じた精神的な苦痛に対して支払ってもらうお金のことです。慰謝料を請求できるケースとできないケースがあるため、すべての状況で絶対に慰謝料を受け取れるわけではありません。民法によって厳密に定められており、さまざまな条件を満たしていれば、慰謝料を請求できる権利が発生するのです。

もちろん、精神的な苦痛というのはお金によってすべてが癒やされるわけではないでしょう。しかし、お金を受け取ることによって、多少なりとも気持ちは楽になります。また、加害者に対して私的制裁をするという側面もあります。これは、慰謝料の額が加害者の社会的地位や職業、所有している資産に影響されるケースがあるからです

このような慰謝料について、こちらでは具体的な事例を紹介しましょう。一体、どのような状況のときに慰謝料を請求することができるのか、どのくらいのお金を請求できるのか紹介しましょう。いつか慰謝料を請求したい事態が起きたときの参考にしてください。慰謝料を請求できるケースを教えましょう。